『私のママは髪を切られた』(’81ノルウェー・スウェーデン)

『私のママは髪を切られた』(1981 ノルウェースウェーデン)78分

監督 ライラ・ミッケルセン

原作 マリット・ぺウルセン 監督と原作者の共同脚本

出演 スンニヴァ・リンクライブ、リーセ・フィエルスター、エレン・ヴェステルフィエル

 ドイツ占領時代のノルウェーを舞台にした半自伝的小説の映画化作品です。1944年、北ノルウェーの港町にイダ(演じているスンニヴァ・リンクライブは7歳)は母と兄と移り住む。イダが地元の子供達から虐められるときに投げつけられる言葉Tyskertøs はドイツ人と関係を持った女性に対する蔑称だったようです。母は独軍施設で働いて将校の愛人になり、兄は漁師になって独立し、イダも農家に預けらます。戦争が終わり、母は髪を切られて投獄された……

 イダのその後が気になりますが、原作者(祖父がドイツ人)はスウェーデンに移住して23歳で作家になり、政治家としても人民党欧州議会スウェーデン代表を務めたようです。

『liten Ida』YouTubeで観られます。

Liten Ida 1981 Norsk film - YouTube

 1981年の『北欧映画祭』チラシとパンフレットの紹介ページ(2日間だけの上映)、オリジナルポスター

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