『神のいない三年間』(1976フィリッピン)
『神のいない三年間』(1976フィリッピン)120分
Tatlong Taong Walang Diyos (Three Years Without God)
監督、脚本 マリオ・オハラ
出演 ノラ・オノール、クリストファー・デ・レオン
1942年から1944年にかけての日本のフィリピン占領下が舞台です。ノラ・オノール演じる小学校教師は日本軍将校(母親はフィリピン人)に強姦されて妊娠します。子供が生まれ結婚しますが、彼女の両親と弟は反日ゲリラによって殺害されます。彼女も終戦時に髪を刈られ、処刑されます。
日本軍将校を演じているのはクリストファー・デ・レオンで二枚目俳優だし、背景は悲惨な状況でも二人の関係はロマンチックに描かれています。1976年の時点で恋愛メロドラマとして描かれる題材ではあったようです。
Dailymotionで『Three Years Without God』(1976)観られます。(124分)
2004年フィルムセンターのチラシ 『現存するプリントからのネガ復元に福岡市総合図書館が尽力し、今回の上映が可能になった』1976年の大スター出演の大ヒット作品でもと、と驚いた。2016年に本国でデジタル復元されて、2018年の大阪アジアン映画祭で上映(126分)されたようです。
福岡市総合図書館所蔵。デジタル復元版はDVDも発売されているようで仏アマゾンに画像がありました。(品切)