『二十四時間の情事』(‘59)と『映画史上の名作』上映会

二十四時間の情事』(1959 仏・日)90分

監督 アラン・レネ

脚本 マルグリット・ジュラス

出演 エマニュエル・リヴァ、岡田英二

 日本に映画撮影に来たフランス女優と日本人男性との短期間の情事が描かれます。彼女の第二次世界大戦の記憶として、ドイツ兵との関係、解放時に捕えられて髪を刈られるシーンが挿入されます。

 

 フィルムセンターの1980年の『映画史上の名作』チラシとパンフレットの紹介ページです。

 ビデオ普及前、フィルムセンターでは毎年4月に『映画史上の名作』を上映していました。地方から進学就職で上京した映画マニアは親の敵を討つかのように日参したのです。このときは12時30分の開館時間に行って、どうにか立見で入場できましたが、すぐに札止めになり、3時の回の前に1回上映することになりました。もう少し遅く行ったら予定通りの3時の回で座って観られたのだけど、廊下に座って並ばされていたからそれも辛かったかも。

 1984年9月3日のフィルムセンター火災の際に上映していたのが、この作品のようです。現在は立見はありません。

 

ラスト近くの駅のベンチでの日本語のセリフ

老婆に「ご病気なんですか」と尋ねられて

「僕達は愛し合っているので別れが辛くて悲しんでいるのです」

会場大爆笑でした。いいのか?

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